理事長のご挨拶

NPO法人あぐりねっと21は、特定非営利活動の「環境保全」 、「まちづくり」 を通して、みやぎの農業農村の有する多面的機能と地域資源の活用を図り、個性ある農村・魅力ある農村づくりと農業農村の活性化を目指すことを目的に平成15年4月に設立し、今年で9年目を迎えております。

当NPO法人では、これまでに環境に配慮した農業農村整備事業の展開のための一連のワークショップ、田んぼの学校、生き物調査、JICA草の根技術支援(中国吉林省)事業、みやぎグリーン・ツーリズム推進協議会設立準備・同協議会事務局担当、また会員専用情報サイト「あぐりねっと21フォーラム」の立ち上げなどを行ってきました。さらに、ここ1、2年は宮城県の緊急雇用対策としての営農、農業水利実態調査(県農村振興課)、みやぎの伊達な観光マップ構築(県観光課)などの業務も遂行するとともに土地改良歴史資料館の開設準備を進め、3月には仮オープン(NPO法人あぐりねっと21内)に漕ぎ着けております。

これまでの活動の中で、喜ばしいこともありました。一つは、宮城県古川地方振興事務所(当時所属)の佐々木努さん・金山由紀さん(いずれも当NPO法人会員)らが平成16年度農業土木学会東北支部第48回研究発表会において発表した「NPOと協働による環境との調和に配慮した事業の推進手法」に対し、平成17年度農業土木学会東北支部賞(優秀賞)が授賞されたことです。行政とNPOとの協働による事業推進の具体的な事例が学術的にも高く評価されたもので、この発表課題の「NPO」は「あぐりねっと21」のことで、本NPO法人にとってもまさしく同慶の至りであります。もう一つは、初動から当NPO法人が活動支援をしてきました大崎市・北小塩友人ピア(ゆーとぴあ)環境保全協議会が平成20年度田園自然再生活動コンクール(農林水産省)の「オーライ!ニッポン賞」を受賞されたことです。このような地域活動支援は当NPO法人のミッション(使命)でもあり、今後さらに力を注がなければならないと考えております。

ところで、未曾有の東日本大震災により、多くの犠牲者、被災者をだしました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申しあげます。この東日本大震災では、宮城の農業、水産業は大きな被害をうけました。沿岸部の優良農地(水田)約1万3,000haが津波により冠水し塩害をうけ、イチゴ栽培のハウスも壊滅状態となっています。また宮城の誇る水産業(さめ類漁獲量、かじき漁獲量、かまぼこ類繰り製品生産量が全国第一位、さんま漁獲量、殻付きかき収穫量、魚介類冷凍食品生産量が全国第二位、かつお漁獲量、水産加工缶詰生産量が全国第三位、等々)も漁港、防波堤、養殖場、魚市場、水産加工場等、大きな痛手をうけています。この農業、水産業の復興なくして宮城の復興はありえません。

この復興には長い年数がかかると思いますが、当NPO法人としてもいろんな形で宮城の復興支援について微力を尽くす所存でおります。

つきましては、引き続き当NPO法人の活動にご埋解とご支援を賜りますよう宜しくお願い申しあげます。

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